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宝塚歌劇宙組『プロミセス、プロミセス』 [宝塚感想 宙組]

先週末、宝塚歌劇宙組の『プロミセス、プロミセス』を無事に観に行って参りました♪

会場は東京建物 Brillia HALL。初めての会場でした。なんか、このホールって、評判悪いらしいですね(←ネット情報)。でも、3階の一列目で観たのですが、舞台全体が見渡せて良かったと思いますです。音響バランスも良かったし。ただ、高い所が苦手な方には不向きだとは思います。


さて、感想を。

芹香さん演じるチャックは、「地味でしがないサラリーマン。顔と名前を憶えてもらえない」って自己紹介しているけれど、いやいや、キキちゃん(芹香斗亜さん)の青いスーツ姿が足長スタイリッシュでカッコいいから♡
一目で惹きつけられんるんですけどーーー!!
も~~、キキちゃんのセリフに説得力無いわ~~。
そんなスタイリッシュキキちゃんに当初は目もくれない、天彩峰里さん演じるフラン。キキちゃんチャックの魅力に気付いていないなんて・・・もったいない!!(←そういう設定だから)

チャックは会社の上役に頼まれて、結果アパートの部屋を毎週貸すことに。
でもさ~~、私だったら絶対貸さないな~~~。女性を連れ込んで何するかって、正直分かってるでしょ??
部屋を汚されるのはイヤだし、自分のベッドでイチャイチャされて加齢臭と香水臭が残るなんて、最悪じゃないかっ!!
部屋を貸すこと自体が全く理解できません。
出世という口車に乗せられたとはいえ、気が弱くて反論できず言いなりで情けないチャック・・・。

人事部長シェルドレイクを演じる和希そらさん、渋くて圧が強くていいね♡
チャックを呼び出して「わかっているだろう?」的なプレッシャーをかけて暗に相手に言わせて行動させて、「自ら行動したから自己責任」的な暗示を相手に与えて心理操作してチャックに鍵を差し出させる、さすがは人事部長。そんな外面紳士で中身があくどい人事部長に恋したフランが不憫です。
そらくんのステキな歌声で満たされない想い的な歌を歌っても、「お前が欲深いだけだろっ!」と突っ込みたくなります。彼自身はフランを愛していると歌っていますが、はたから見れば「欲望を愛と勘違いしてるだけでしょっ!」って思いました。本人は愛情と思っているからたちが悪いです。

そんな悪い男と別れられないフランは、チャックの部屋で睡眠薬を服用して自殺未遂を起こして・・・。チャックに助けられて回復して、チャックの良さに気付いたからよかったものの、ね~~。そんな揺れ動く心のフランを物静かながらしっかりと演じられていました。
タカラヅカの娘役さんだど、声をチョイ高めにして大げさにお芝居する人が多いな~~という個人的印象があるのですが、そういう声の出し方はなく、全体的に自然な声や間で、好きなタイプのお芝居です。心の動きがちゃんと伝わりましたよ。

急遽代役となったマージ役の留依蒔世さん。
ちょっとお姉さんのイケイケ女性な役ですが嫌な感じにならず、チャックと楽しく意気投合するのも納得で、楽しいお役でした。
チャックの部屋で急に歌い出すから、芹香さん「びっくりしたー」か言われてましたね。アドリブだったのかしら??おもしろかった!!
しかもそのあと登場したフランの兄も留依蒔世さんだから、芹香さんの「なんか、みたことあるんですけどーーー??」っていうセリフで大爆笑。代役ネタすらも笑いに変えるお二人、すてきっ!!

輝月ゆうまさん演じるドクター・ドレファス、チャックと行きぴったりのコメディで、楽しかったです。

ストーリー上では終始情けないチャックですが、最後、シェルドレイクにブチ切れて「もう部屋は貸さない!フランも渡さない!!」とのセリフを投げつけたあと、「プロミセスプロミセス、もうこんなことはもうやめた~~」とかなんとか歌うところが最高でした。
歌いながら舞台を一周&階段をのぼり、最後は舞台最上段でのけぞりならが思いを吐き出すお歌。ストーリーで情けないチャックに対しモヤモヤしていたものがこのお歌で一気に吐き出され、最後はブラボーーー!!!と心の中で喝采でした。キキちゃんが歌い切った後の客席からの拍手も熱が入っていたと思います。

ただ、難を言えば、歌の歌詞・セリフはあんまり聞き取れませんでした。思い出せない・・・。「プロミセス、プロミセス」って歌詞しか印象がないです。「早口ですごい」というのが誉め言葉になる歌じゃなくて、ちゃんと歌詞の想いを伝える歌を、キキちゃんに歌って欲しかったな~~。あ、それは歌い手のせいではなく、歌を用意した人(演出家?日本語歌詞をつくった人?)の問題かなと思います。そもそもこの作品のチョイス、版権厳しくて映像化完全不可な作品を宝塚歌劇で公演すること自体が、私的には不満なんですよね~。映像で再確認・感動を再び、ってできないからさー・・・。

公演『プロミセスプロミセス』、3階席で観ても楽しい公演でした。
そして、キキちゃんやっぱすごいわ~~、とも思った公演でした。
いろいろあるかもしれなけれど、キキちゃん、これからも頑張ってください。応援しています。

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宝塚歌劇 宙組公演『Delicieux(デリシュー)!』感想 [宝塚感想 宙組]

前記事に続き、宝塚歌劇宙組の『デリシュー!』の感想を、印象に残ったことだけ手短に。

全体的に男役娘役もかわいい公演でした。衣装も振り付けもかわいい。

演出の野口幸作氏のショーといえば、ゴンドラ。
案の定、トップスターのゆりかちゃん(真風涼帆さん)はゴンドラに乗って登場!だよねーー!!
個人的には、トップスター様が安全ベルトを外す仕草に注目。あのベルトは、おそらく自動車のシートベルトのような、バックルの先端をカチッと押すタイプではないかと想像します。カチッと押すという事務的な動作をどうこなすかが私的注目ポイントでした。ゆりかちゃんは一瞬だけバックルのうえに手を止めて外していました。なるほど・・・。ゆりかちゃんなら、手を止めた後でバーーン!と男前に外してくれてもよかったかも~~。

その後はみなさんクリーム色ベースにすみれ色のアクセントがついたお衣装で歌って踊る。お衣装が男役も娘役もかわいくて好きです。スター方々がスイーツに因んだ歌を歌っていましたが、歌詞がちゃんとは聞き取れず、唯一分かったのは「アイスを愛す~~」とキキちゃん(芹香斗亜さん)が歌ったダジャレでした。ダジャレもスマートにこなすキキちゃん(^^♪

キキちゃん、マリーアントワネットもやっていましたねーー。男役なのに、よう高い声も出せるな~~。おもしろい役もきちんとこなせて声も出るって、能力値高い。まんべんなくこなせる方なのね。今更ながらキキちゃんの能力値の高さに感心しました。

今更ながらといえば、紫藤りゅうさんのことも。しどりゅーって、あんなにかっこよかったっけ??星組で見てたはずなのに。しどりゅーの良さに今頃気づきました。遅くてごめん。

全体的に衣装はかわいいしイケメン再発見したし、トップ二人が明るく楽しげで、おしゃれなスイーツが食べたくなった公演でした。
スイーツって、いいよね~~~~♪

そして、今回の公演で思ってしまったこと。
それは、キキちゃんにトップスターになって欲しい、ということ。
私は芹香さんを特に推しているわけではないですし、キキちゃん沼にはまっているわけでもないです。ですが、なんか気になってきちゃったし、舞台写真も一枚買っちゃったし、能力値も高いんだからと、トップを期待する気持ちが出てきました。
芹香さんトップを願うということは、真風さんのご勇退を望むことになるので大変心苦しいのですが・・・。

今回の公演で、私はキキちゃんトップ支持派になってしまいました。例えていうなら、キキちゃん沼に落ちてはいないけど、沼のほとりの別荘でひと夏を過ごしたい、ってところでしょうか。
今後も宙組、要ウォッチです。

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宝塚歌劇 宙組公演『シャーロック・ホームズ』感想 [宝塚感想 宙組]

宝塚歌劇宙組『シャーロック・ホームズ』『デリシュー』東京公演に、行ってきました~~~!!

私は、8月9月は新型コロナ感染爆発で大変なことになるだろう、と予測していたので、リスクを考慮し宙組公演はパスしていました。コロナ禍に合わせてお出かけ数を絞っています。
ところが、お友達から急な観劇のお誘いが・・・!!急にいけなくなった方の分のチケットが、私のところに回ってきました。つい、「行くっっ!」と即答。結果、無事に観に行って参りました。
急に決めた分、仕事の予定を調整したり、息子たちの夜ご飯を前日に仕込んだり、直前までウェブミーティンした後に身支度して最寄り駅までダッシュしたり、大変でした。つかれた~~~。でも楽しかった~~~~。

シャーロック・ホームズの話は私は詳しくなく、昔何冊かは小説を読んだはずなのに、覚えていないです。ボヘミアの醜聞も、全く記憶がないです。読んでないのかな~~~。ただ、アイリーンがホームズの思い出の女性、宿敵がモリアーティ教授、というくらいの知識はありました。あ、あと、ベネディクト・カンバーバッチ氏主演の現代版シャーロックホームズのドラマは見ました。あのドラマは、シャーロキアンでなくても面白かった。

話題を戻して。
そのくらいの予備知識で第一幕の『シャーロック・ホームズ』を観劇。
トップスター真風涼帆さんは相変わらずの男性感で、すらりとしたお姿でダークグリーンのスーツが似合う似合う♡「退屈だ~~!」と駄々をこねる姿はかわいいし。私的史上最強イケメンのホームズ様でした。
しかし、私はモリアーティの芹香斗亜さん派だな~~。基本悪役好きなので。ジェントルな悪役ってスキスキ♡闇落ちキャラの色気を芹香さんが醸し出しててステキでした。
潤花さんは裏がありそうな美女が似合っていました。一幕初っ端から毒殺か?と思ったらただの睡眠薬だったし、悪党になりきれずにモリアーティ一派から離れようとするところは、首尾一貫してて分かりやすかったです。
桜木みなとさんのワトソン君と、天彩峰里さんのメアリーのカップル、ごく普通のラブラブカップルで、見ていて癒されました。桜木さんの人の良さがワトソンキャラに反映されてるようで、よかったです。ホームズに振り回されるワトソン君と、アドリブでゆりかちゃん(真風涼帆さん)に振り回されるずんちゃん(桜木みなとさん)、根は同じじゃないか~~!と心の中でツッコミました。

個人的には、ホームズとモリアーティ教授との頭脳戦が、ちょっと物足りなく感じました。推理バトル、法則の読みあい、二人の化かしあいが二人の対決の肝だと思うのですが、その辺のスリルが足りず、演出がややまったりした印象でした。まぁ、あのホームズの高速思考回路を舞台演出で表現するのは、かなり難しいのだとは思います。私の脳内の比較対象はカンバーバッチ氏のドラマだし。・・・仕方がないかぁ。

本作について、理系ヲタ的に突っ込みたい所を二点ほど。

一つは数学教授のモリアーティについて。モリアーティ教授のセリフと言動に数学みを感じなかったな~~と。
数学者といえば、理系ヲタクの中でも特に変人が多い分野。(←注:個人の偏見です。)見聞きするものすべてに数学の定理が当てはまらないか妄想するのが職業病、というイメージです。
例えば部屋に絵を飾るにしても、何らかの法則に当てはめて並べるはず。 モリアーティ教授の部屋では、確か均等に絵画が並べられていたような・・・。数学ヲタクが線形に絵画を並べて満足するのかしら・・・。二項定理の論文を普通に褒められても嬉しくないだろうし。数学に因んだセリフもなかったし。例えば「大臣達の思考回路は一次方程式でできている」とか「ホームズは不確定因子だ」とか「秘密組織は虚数のような存在」とかのセリフがあると、数学者感が出るんじゃないかな~~と思いました。でも聞きなれないワードを使うとお客様に伝わらないか・・・。
第一、お金や支配欲が犯罪の原動力だなんて、悪役としては普通過ぎる・・・!!もっとさ~~、「定理に反するものは除外する」とか「私の仮説通りに人が動くのか検証している」とか、常人には理解できない理由で犯罪を犯して欲しいんですけどーーー!!(←悪役キャラ好き人間の無茶ぶり。)
せっかくキキちゃん(芹香斗亜さん)がいい味出しているのに、もったいない!!(←結局それな。)

あと一つ、潜水艦の図面について。
企業スパイ・技術スパイって現代でもあるけど、実際は図面だけでは大した情報量じゃないんですよね。分かる人にしか分からない、見たところでまねできない、という情報。図面盗んだくらいで潜水艦製造できるのなら、やってみれば??自動車の構造を知ってても作れない、某国自動車メーカーが日本車をパクっても中身は別物、ってのと同じ。
あの銀の筒の大きさだと、図面が入ってもA4紙10枚が限度ですかね??潜水艦だったら、指令室や発射台、原動機の位置、駆動方法など、主要装置の配置や大まかな構造が書いてある程度でしょうか(自動車に例えると、FFかFRか、って感じかしら??)。枚数的に、寸法や材質や加工方法の詳細は書き込めなさそう。図面があっても、その意図を理解できる専門家、図面に従い製造できる技術がいないと再現できないから、機密情報ではあっても換金方法に悩みそう。「図面を手に入れたらどこの国に売ろうか~♪」とぬか喜びするモリアーティ教授が単純かわいいわ~~。まぁ、ホームズの舞台となる1890年頃なら、今ほど技術は複雑ではなく、図面一つで何かが得られるのかもしれませんがね。

なにぶん原作をちゃんと読んだことがないので、これが原作通りなのかもしれません。
ついつい色々突っ込んでしまうのは、キキちゃんモリアーティが魅力的だからだし。キキちゃんモリアーティ、むっちゃ気になるわ~~♡
罪作りなお人・・・(ノ∇≦*)ポッ

第一幕の『シャーロック・ホームズ』の感想だけでそこそこの文字数になりました。
ショーの感想はまた別記事にて。

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宝塚歌劇宙組『壮麗帝』ライブ配信の感想 [宝塚感想 宙組]

宝塚歌劇宙組の『壮麗帝』のライブ配信を、無事に見ることができました。

おうちでライブ配信をみるとなると、家族に邪魔されない環境を作らないといけないので、今まで見るタイミングがありませんでした。今回、平日に仕事をお休みして、息子が学校行っている間に(←夏休みが短かった)、ライブ配信を見ることができました。

タカラヅカのライブ配信は、U-NEXTか楽天TVかの2択でしたが、私は楽天TVにしました。なぜなら、観たい映像だけを購入できるから。月額制は嫌なんですよね。見放題、とか言われても、そんな暇なくて結局見ないですし。楽天に会員登録はホントはしたくなかったのですが(←お買い物はYahoo!派)、そこは妥協しました。

正直、ライブ配信料金3500円は私にとっては高い。とはいえ、今はコロナ禍の最中ですし、劇団への応援費用も込みのつもりでお支払い。同じ価格なら劇場のB席がいいですけどね。なお、自宅のWifi通信状況は良く、画像の乱れ等は全くなく、超快適に視聴することができました。私は、HDMIケーブルを使い、PC画面をTVに映して視聴しました。画質にも特に不満はなかったです。


前置きは終わりにして、本題の感想を。


何はなくとも、主役のずんちゃん(桜木みなとさん)が魅力的!!
予想外におひげが似合ってて、ワイルドな大人の色気を醸し出していました。
ずんちゃん、大人になったのね~~。皇帝のお帽子を脱いだ時の茶髪ロン毛スタイルもステキ。
今回の公演で、私の中での一番のヒットは、ヒュッレムに対して「おまえ、かわいいな」というセリフ。
キャーーーー♡もっと言って~~~!!!♡♡♡
大人の色気満載で発言してましたね。
いいセリフだったので、ほかの場面でもいっぱい言って欲しかったわ~~。

遥羽ららちゃんもかわいかった。ブリブリ女子なかわいさではなく、自然で健全な感じのかわいさですね。ライブ配信だと演者の表情が良くみえて、ちょっとした表情がかわいかったです。ハレムの今までの女性とは違ってたからスレイマンは惹かれちゃったのかしら、と勝手に想像しました。
後半の、落ち着いて年を取った感じのお芝居もよかったですよね。私はきゃぴきゃぴした娘キャラよりも、落ち着いた大人キャラが好きなもので。

和希そらくん演じるイブラヒムもよかったですね。前半は皇帝スレイマンにひれ伏して付き従うばかりだったのに、後半の皇帝と剣を交える場面では、イブラヒムの強い信念が現れていてよかったです。「皇帝たるもの、情に流されずに、私を処罰すべきだ!」的なセリフ(←うるおぼえ)が熱くるしくて好き。そらくんの熱い歌もステキ。
そらくん優秀すぎる。
ただ、イブラヒムは実力が認められて出世した設定なのに、その実力が伝わる場面がなかった(と思う)ので、そこが残念。裏がありそうなサファビーの書面に簡単にサインするなんて、ちょっと抜けてるし。

ストーリーについては、少々疑問が残りました。
スレイマンは壮麗帝と呼ばれるのに、なぜ「壮麗」なのかが分からなかかったし(何の偉業を成し遂げたのかががイマイチ)。敵方のサファビーに裏切られてイブラヒムを処刑までしたのに、ナレーションで「サファビー朝と不可侵条約を結ぶ」とか説明されてて、「あんだけのことがあったのに、あっさり条約むすぶんかーーい!!」と突っ込んでしまったし。イブラヒムの件もそうだけど、スレイマンの偉大さ・優秀がイマイチ伝わらなかったな~~と思いました。
衣装も、オスマン帝国の「これでもかっ」という程のキラキラ衣装がほんとは見たかったですが、私の想像よりは控えめでした(←どんだけの想像してたん??)。宙組三番手の主演だとそんなに予算はつかないんだろうな・・・と想像して心の中で納得しておきました。
ストーリーは多少の改善の余地はありそうだけれど、限られた条件下でのベストな脚本・演出だったのだと思います。ずんちゃん、ららちゃん、そらくんがよかったし。そして、なんといっても、このコロナ禍で公演できたこと自体に感謝感謝。

私的には、この公演で、ずんちゃん、ららちゃん、そらくんに目が離せなくなってきました。次の公演でも、どんなお役であろうと、注目したいと思います。


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宝塚歌劇 宙組『El Japón -イスパニアのサムライ-』『アクアヴィーテ!!』感想 [宝塚感想 宙組]

あけましておめでとうございます。
令和二年、皆様にとって心穏やかな年になりますように。

そして、私は年明け早々に宝塚歌劇宙組『El Japón -イスパニアのサムライ-』『アクアヴィーテ!!』感想を観て参りました!
正月早々縁起がいいね~~♪
2020年東京宝塚劇場正月飾り.jpg

観劇から1週間程経過してしまい、感情が薄れてしまったので、さらっと感想を。

真風さん、何してもかっこいい~~!!!
これに尽きます。

剣客姿もカッコいいし、イスパニア風サムライ衣装もロン毛流しもカッコいいし、スーツ姿もカッコいいし、ブランデーグラス片手に客を口説いてもカッコいい。
音楽CDでいうと「ザ・ベスト盤」、お芝居でもショーでも真風さんのベストを全部詰め込みました!!!という感じの公演でした。
真風さんファンとまでは思っていない私ですら「ゆりかちゃんやばい!!!」と思うのですから、真風さんファンにはたまらないでしょうね。


難点を上げるなら、お芝居の人物像が浅いことと、ショーに意外性が少なかったこと、ですかね。

真風さん演じる治道と、星風まどかさん演じるカタリナが徐々にひかれあう感じが分からなかった。

『美しい女主人』とか言っても、私にとってはまどかちゃんは『かわいい』としか見えない・・・。

日本に戻らずイスパニアに残る決心をした治道の心の動きが読めない。直前まで、日本に変えるつもりでカタリナに剣を教えていたのに。残る決心が急。前半で「主君の期待を裏切ってしまったし、もう日本には自分の居場所などない・・・」という感じをもう少し出して、後半でも「日本に帰ったところで・・」的なセリフを挟んでから、最後イスパニアに残る決心をする、というプロセスを表に出した方がよかったのでは?

治道もカタリナも、忘れられない人がいるにも関わらずくっつくのなら、その前に葛藤とかいろいろ欲しい。「カタリナを好きになることは、藤乃を忘れるということになるのか・・?」的な心の葛藤がね。私は葛藤して苦悩する男子に萌えるので。

全体的に、配役がワンパターン。トップスターは主役である以上、ワンパターンになりやすいのは仕方ないけれど、まどかちゃんは美人で守られる系の娘役、芹香斗亜さんは明るい友人、桜木みなとさんは心ひねくれたチョイ悪役、和希そらさんは少年系、って、どこかで見たような・・・あっ、オーシャンズ11と同じパターンか!!既視感ハンパなかった。
このパターンが好きな方もいると思いますが、私はいろんな方のいろんな顔が見たいので。

ショーも、意外だったのは和希そらさんの女装姿くらいで、あとは想定通りスーツがカッコイイ皆様。意外性を持たせるために男役に女装、というのは、ある意味ワンパターンにもなりますね。音楽とか場面とかで意外性が欲しかったかも。


・・・ざっと、上記のようなことを思いました。
宙組は、やっぱり、スタイリッシュという名でパターン化しようとしている気がする・・・。プロデューサーがそういう考えなのでしょうか。
私は、むしろ、いろんな真風さんが観たいです。
アホなラブコメとかやってくれないかな~~。


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