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宝塚歌劇 宙組公演『シャーロック・ホームズ』感想 [宝塚感想 宙組]

宝塚歌劇宙組『シャーロック・ホームズ』『デリシュー』東京公演に、行ってきました~~~!!

私は、8月9月は新型コロナ感染爆発で大変なことになるだろう、と予測していたので、リスクを考慮し宙組公演はパスしていました。コロナ禍に合わせてお出かけ数を絞っています。
ところが、お友達から急な観劇のお誘いが・・・!!急にいけなくなった方の分のチケットが、私のところに回ってきました。つい、「行くっっ!」と即答。結果、無事に観に行って参りました。
急に決めた分、仕事の予定を調整したり、息子たちの夜ご飯を前日に仕込んだり、直前までウェブミーティンした後に身支度して最寄り駅までダッシュしたり、大変でした。つかれた~~~。でも楽しかった~~~~。

シャーロック・ホームズの話は私は詳しくなく、昔何冊かは小説を読んだはずなのに、覚えていないです。ボヘミアの醜聞も、全く記憶がないです。読んでないのかな~~~。ただ、アイリーンがホームズの思い出の女性、宿敵がモリアーティ教授、というくらいの知識はありました。あ、あと、ベネディクト・カンバーバッチ氏主演の現代版シャーロックホームズのドラマは見ました。あのドラマは、シャーロキアンでなくても面白かった。

話題を戻して。
そのくらいの予備知識で第一幕の『シャーロック・ホームズ』を観劇。
トップスター真風涼帆さんは相変わらずの男性感で、すらりとしたお姿でダークグリーンのスーツが似合う似合う♡「退屈だ~~!」と駄々をこねる姿はかわいいし。私的史上最強イケメンのホームズ様でした。
しかし、私はモリアーティの芹香斗亜さん派だな~~。基本悪役好きなので。ジェントルな悪役ってスキスキ♡闇落ちキャラの色気を芹香さんが醸し出しててステキでした。
潤花さんは裏がありそうな美女が似合っていました。一幕初っ端から毒殺か?と思ったらただの睡眠薬だったし、悪党になりきれずにモリアーティ一派から離れようとするところは、首尾一貫してて分かりやすかったです。
桜木みなとさんのワトソン君と、天彩峰里さんのメアリーのカップル、ごく普通のラブラブカップルで、見ていて癒されました。桜木さんの人の良さがワトソンキャラに反映されてるようで、よかったです。ホームズに振り回されるワトソン君と、アドリブでゆりかちゃん(真風涼帆さん)に振り回されるずんちゃん(桜木みなとさん)、根は同じじゃないか~~!と心の中でツッコミました。

個人的には、ホームズとモリアーティ教授との頭脳戦が、ちょっと物足りなく感じました。推理バトル、法則の読みあい、二人の化かしあいが二人の対決の肝だと思うのですが、その辺のスリルが足りず、演出がややまったりした印象でした。まぁ、あのホームズの高速思考回路を舞台演出で表現するのは、かなり難しいのだとは思います。私の脳内の比較対象はカンバーバッチ氏のドラマだし。・・・仕方がないかぁ。

本作について、理系ヲタ的に突っ込みたい所を二点ほど。

一つは数学教授のモリアーティについて。モリアーティ教授のセリフと言動に数学みを感じなかったな~~と。
数学者といえば、理系ヲタクの中でも特に変人が多い分野。(←注:個人の偏見です。)見聞きするものすべてに数学の定理が当てはまらないか妄想するのが職業病、というイメージです。
例えば部屋に絵を飾るにしても、何らかの法則に当てはめて並べるはず。 モリアーティ教授の部屋では、確か均等に絵画が並べられていたような・・・。数学ヲタクが線形に絵画を並べて満足するのかしら・・・。二項定理の論文を普通に褒められても嬉しくないだろうし。数学に因んだセリフもなかったし。例えば「大臣達の思考回路は一次方程式でできている」とか「ホームズは不確定因子だ」とか「秘密組織は虚数のような存在」とかのセリフがあると、数学者感が出るんじゃないかな~~と思いました。でも聞きなれないワードを使うとお客様に伝わらないか・・・。
第一、お金や支配欲が犯罪の原動力だなんて、悪役としては普通過ぎる・・・!!もっとさ~~、「定理に反するものは除外する」とか「私の仮説通りに人が動くのか検証している」とか、常人には理解できない理由で犯罪を犯して欲しいんですけどーーー!!(←悪役キャラ好き人間の無茶ぶり。)
せっかくキキちゃん(芹香斗亜さん)がいい味出しているのに、もったいない!!(←結局それな。)

あと一つ、潜水艦の図面について。
企業スパイ・技術スパイって現代でもあるけど、実際は図面だけでは大した情報量じゃないんですよね。分かる人にしか分からない、見たところでまねできない、という情報。図面盗んだくらいで潜水艦製造できるのなら、やってみれば??自動車の構造を知ってても作れない、某国自動車メーカーが日本車をパクっても中身は別物、ってのと同じ。
あの銀の筒の大きさだと、図面が入ってもA4紙10枚が限度ですかね??潜水艦だったら、指令室や発射台、原動機の位置、駆動方法など、主要装置の配置や大まかな構造が書いてある程度でしょうか(自動車に例えると、FFかFRか、って感じかしら??)。枚数的に、寸法や材質や加工方法の詳細は書き込めなさそう。図面があっても、その意図を理解できる専門家、図面に従い製造できる技術がいないと再現できないから、機密情報ではあっても換金方法に悩みそう。「図面を手に入れたらどこの国に売ろうか~♪」とぬか喜びするモリアーティ教授が単純かわいいわ~~。まぁ、ホームズの舞台となる1890年頃なら、今ほど技術は複雑ではなく、図面一つで何かが得られるのかもしれませんがね。

なにぶん原作をちゃんと読んだことがないので、これが原作通りなのかもしれません。
ついつい色々突っ込んでしまうのは、キキちゃんモリアーティが魅力的だからだし。キキちゃんモリアーティ、むっちゃ気になるわ~~♡
罪作りなお人・・・(ノ∇≦*)ポッ

第一幕の『シャーロック・ホームズ』の感想だけでそこそこの文字数になりました。
ショーの感想はまた別記事にて。

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