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剣劇『三國志演技~孫呉』感想 [宝塚じゃない舞台など]

明治座で上演された、剣劇『三國志演技~孫呉』を先日観て参りました(^^♪

主に舞台でご活躍されている俳優の荒牧慶彦(あらまきよしひこ)さんが企画、荒牧さんと梅津瑞樹さんがW主演で明治座で上演した公演です。


荒牧慶彦さんは舞台刀剣乱舞で山姥切国広役の方、梅津瑞樹さんは同じく舞台刀剣乱舞で山姥切長義役の方。舞台でもかっこいい殺陣をみせるこのお二人が剣劇をやるという広告を目にして、つい「おもしろそう!二人の殺陣をみたい!!」って思ってチケットをとってしまいました。


期待通り、いや、それ以上に面白かったです!!!

ストーリーはタイトルの通り、三國志の呉に焦点を当てたものでした。孫策が生きている頃の話なので、赤壁の戦いの前ですね。劉備玄徳が諸葛亮孔明を軍師に迎え入れる前の時期、だったとおもいます。なお、私は20年以上前に吉川英治版三國志を読んだことがあります。昔過ぎて記憶が曖昧なので、所有しているマンガ『ねこ戦 三国志にゃんこ』にて三國志のおよその流れを確認したりしています。

話を戻して。
もう公演は終わってしまったので、ネタバレありで感想を書きます。
なお、本公演は、第一部は三國志の物語の劇、第二部は特別御前試合と題したスペシャル殺陣ショーになっていました。


まずは第一部の感想から。

荒牧さん演じる周瑜(しゅうゆ、姓は周、名は瑜、字(あざな)は公瑾(こうきん)、孫策には字の公瑾でと呼ばれる)は孫策(そんさく、姓は孫、名は策、字は伯符(はくふ)、周瑜からは伯符と呼ばれる)、に仕える参謀であり親友でもある関係。強すぎてカリスマ性のある父・孫堅が急死し、その跡を無理して引き継いだ孫策。本当は弱い自分を偽っていて(物語の後半でそれが分かる)、長い戦いの日々の中、そばにいた周瑜さえも気づかないうちに心が壊れて言っていて、ある時に周瑜がそれに気づいて後悔して、そして嘘をつき続けてそばにいて、最後は・・・という、周瑜と孫策の友情(というか恋人?感があったwww)をめぐる切ないストーリでした。主役の荒牧さんと梅津さんが、強くて熱くて優しくて、尊かったです。

孫堅は亡くなった後でも亡霊(孫策にしか見えない)として登場していてスゴ強、太史慈は始め敵だったのにいろいろあって孫策の配下になり強さを遺憾なく発揮、孫策の弟・孫権は弱い自分を認めてて助けてあげたくなるかわいさ、程普・黄蓋・韓当の三オジは最初は孫策に反発するもののだんだんと味方になっていくところが「ありがとう」って感じ、敵の劉表は戦いを好まない人間のできた為政者、劉表の部下の黄祖は復讐で闇落ちした武将かと思っていたらラストでは復讐心がいやされてよかったね、というような登場人物方々でした。

剣劇とうたうだけあって、劇中での殺陣が多いこと多いこと。殺陣はそれぞれのキャラに合わせた戦い方になってて、ストーリーと合わせて面白かったです。出演者みなさま殺陣がしっかりしていて見ごたえがありました。(ただし劇中で殺陣のない劉表を除く。)特筆すべきは太史慈役の早乙女友貴さんの殺陣。荒牧さんが心の中の殺陣の師匠と呼ぶだけあって、すごかった。素人目にも「この人強い・・・!!!」と思わせる十分な説得力のある動きでした。いいもの見れました。


第二部は、程普・黄蓋・韓当の三オジによる前説から。来場者特典の戦張扇(少し硬い紙製)の折り方・使い方、声出しOK、などのことを客席いじりを交えつつ楽しくトーク。私が観た回では、三おじから「周瑜と孫策が筋トレしながら幕の内側で待っている」とふってて、幕が開いたら周瑜は反復横飛び、孫策はスクワットしてました。お客さん爆笑www。「反復横跳びって、筋トレなの??」って突っ込まれて、荒牧さん「いや、なんか思いついちゃって」って笑っていました。

それぞれの夢の中でそれぞれ会いたい人と会えた、剣で手合わせをした、というのが第二部の設定でした。第一幕ラストで周瑜が「亡霊でもいいから(孫策に)会いたい」と言ってたのが叶った、たとえ夢でも会えて剣を交えることができて楽しかった、という感じです。周瑜と孫策の手合わせ以外にも、孫堅・孫策・孫権の親子三つ巴バトル、劉表と黄祖との手合わせ、太史慈と孫権との弟子と師匠のバトル、全員が入り乱れての大乱闘、などがありました。ショーなので「お前死んだよな??」みたいな笑いネタも入れつつ、劉表がお茶をこぼすハプニングもありつつ、アドリブもありつつ、笑いと殺陣と詰め込んだむっちゃ楽しいショーでした。拍手がわりに戦張扇をいて大笑いして、殺陣スゲーと感心して、会場大盛り上がりでした。サイコー!でした。ほんと面白かったです。


第一部も第二部も面白かったです。第一部の劇もよかったし、第二部はひたすらサイコー!フォ~~!!だったし。こんな公演をまたやって欲しいです。呉の後日談またはスピンオフでもいいし、赤壁の戦いでもいいし、巍の曹操か蜀の劉備でストーリやってもいいし。三國志オタクだという荒牧さん、お願いします♪

それにしても、荒牧慶彦さんをおっかけていると、新たな演劇に出会えて楽しいです。昨年末の演劇ドラフトグランプリといい、今回の三國志といい。今後も荒牧慶彦さんのご活躍を追いかければ面白い演劇に出会えそうです。

20240414_剣劇三國志.jpg

追記。
アーガイブ配信にておかわり視聴しました。2回見てもおもしろかった。良い作品でした。
録画だと役者方々の表情が良く見えます。
荒牧慶彦さん(周瑜)と梅津瑞樹さん(孫策)お二人とも熱いお芝居をしてましたね。心病んだ梅津さんのお芝居(まともな時と病んでる時の目が違う!)と、友を優しく思う荒牧さんのお芝居と(悲しくもあざとかわいい)。
玉城裕規(黄祖)の中盤の一人語りのお芝居とかもなかなかすごかった。荒牧さんのほか、梅津さんも玉城さんも、舞台『刀剣乱舞』でなんとなく気になってる俳優さんなんですよね~~。(梅津さんは山姥切長義役、玉城裕規さんは小烏丸役。)
そして、画面越しでも早乙女友貴さん(太史慈)の殺陣は、なんかすごいですね。(←何がどうすごいのかは説明できない。)第2部の殺陣ショーでのネタ、「太史慈~~♡私のために戦って~~~♡♡」って私も画面越しに言いたいwww。だって殺陣がみたいから♡早乙女さんは、次回の舞台『刀剣乱舞』心伝では沖田総司役だそうです。沖田総司・・・似合いすぎる、強すぎる・・・!!!早乙女友貴さんも私的気になる俳優さんに仲間入りしました。
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チケット取れすぎた問題(嬉しい悲鳴) [チケット取り]

宝塚歌劇星組東京公演『RRR』『VIOLETOPIA』、本日、二回も観てきました!!いわゆるマチソワをやってきました!!!人生初マチソワです。
(※マチネ:昼公演、ソワレ:夜公演、一日で両方行ったらマチソワ。)

ナートゥをご存知になりすぎました。第一幕『RRR』のナートゥダンスの場面は何度見ても楽しいです。舞台上の皆さんがあまりにもやすやすと踊っているように見えてしまうので、家でもまねしてみたら、アラフィフぼてぼておばさんは体のバランスが取れずに足振り一回で終了しました。(←そりゃそうだ。)


しかし初のマチソワはさすがに疲れました。

ご贔屓さまのいる星組はできれば複数回みたい!!と思っているので、星組東京公演のチケットの申し込みができるものはほぼ全部申し込んでいます。宝塚友の会はもちろん、カード貸切や会社の福利厚生のやつ、その他もろもろです。(詳しく言わない分は適当に察しておいてください。)

良席は友の会で狙いつつ、平日は仕事で行けなくなる可能性を考慮してA席B席を織り交ぜつつ各種申し込んでいました。結果、星組公演計4回も観に行ってしまいました。ただ、良席ではなかったです。今日のマチソワは両方A席後方でした。

星組4回は正直当たりすぎたなーー。

いずれも自力で入手したチケット。行けるスケジュールで申し込んではいるものの、期末期初に仕事を放り投げて休んじゃったりもしたし、ちょっと調子に乗りすぎました。息子の大学受験が終わって解放されたからといって、やり過ぎました。

宝塚のチケットは当たらない時が多いけれど、当たる時は当たるし、重なる時もあります。今回のように多く当たった場合は他の人に譲ってもよいのですが、チケトレは貸切公演のチケットは取り扱っていないし、譲るなら事前発券済みの紙チケットだし、礼真琴さんファンの友人は日曜でないと行けないし、SNS等で見ず知らずの人に譲る気はないので(コミュ力ない&人見知り)、譲るに譲れませんでした。で、頑張って全部自分で行きました。


私的理想の観劇回数は2回。多くなるとお金と時間の都合をつけるのが難しいので。一回は良席(S席)で好きな方をオペラグラスなしで見て、もう一回はA席またはB席で全体のフォーメーションを見ながら音楽と歌を楽しむ、のが理想です。そんなうまくはいかないですけど。今回のようにA席二回も当たるなら、一回でS席のほうがよかったな~~~と正直思ってしまいました。

チケット難の星組公演チケットにそんなこと言うなんて、なんて贅沢な。

ちなみに、6月の月組東京公演も、友の会第一次抽選が当たりました。SS席!!!
また、5月の舞台「サイボーグ009」のチケットも当選しました。(←こちらは宝塚よりも競争率が低い。)
6月は暁千星さんの東京ブリリアの公演を狙っているので、もしこっちも重複当選してしまうと、5月6月はお金と時間のやりくりが大変なことになってしまいます。無理なく確実に当選する方法はないものか・・・。

今度はどういう作戦でチケット申し込みをしようか、思案中です。6月以降も嬉しい悲鳴を上げることになるのかどうなのか。

以上、嬉しい悲鳴、贅沢な愚痴でした。

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