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ご遺族側弁護士の会見の動画をみました [宝塚関連の雑記]

11月10日(金)、宝塚歌劇団のAさんがお亡くなりになった件について、ご遺族側の弁護士の会見がありましたね。その日は夕方のTVニュースで本件が報道されたのをみて、「お~~~そういう展開になってきたか~~~」って思いました。私は、ご遺族側のコメントは、劇団側の調査結果公表後に出てくるものだと思っていました。「先制攻撃だな」っていうのがニュースを見ての第一印象でした。

週末は所用で忙しく、日曜日にやっと時間ができたので、会見のフルバージョン動画をネット検索し視聴しました。ご遺族の方のコメント、一緒にいてAさんを引き留めることができなかった悲しさと悔しさを感じて、「かわいそう」「同情する」などの言葉では表現できない、いたたまれない気持ちになりました。「もし自分が親だったら・・」と想像するだけでもつらいです。でも、親御さん、しっかりした方なんだろうと思いました。ちゃんと弁護士を立てて客観性を入れつつ主張するところは主張して、正しい方法で劇団を追求しているなと思ったので。弁護士のかたも有名な方らしいですね(←ネット情報)。打てる最良の手を打ってるな、って感じです。

会見は、某週刊誌の情報を否定しない内容でした。弁護士の話しぶりから、過重労働が主で、パワハラでとどめを刺されてAさんは自殺したということ、と私は理解しました。新人公演の長の期って、そんなに大変なことをやってたんですね。私は知りませんでした。契約形態は業務委託(要はフリーランス)だけれども実質は労働契約、って弁護士の方も言ってましたね。フリーランスを悪用した雇用形態。かなりのブラック労働環境でした。

そんなブラック職場でも、体力があって要領のよい人なら、こなせちゃう場合もあるんですよね。私の会社にもそんな方、完全社畜の人はいます。(あ、もちろん労働基準法に抵触しない範囲内で、土日はちゃんと休みです。)そういう人を例にして、「他の人もできるでしょ?」的にいう人がいるので厄介です。でも、そういうこと言う人って、社畜を利用して餌(給料または出世)は与えず使い潰したい人だよね。(←サラリーマンあるある。)そんな相手には、フランス革命よろしく、反旗を翻していいと思います。(←星組1789の余韻が残ってる。)

上級生からのパワハラも、特定一人ではなく複数名とのことでした。弁護士さんのことだから証拠もあるのでしょう。そのパワハラ上級生のファンの方はつらいところでしょう。自分の子供がたとえ加害者でも全力で擁護するだろう心情と同じく、ファンであればなんだかんだ擁護する気持ちは理解できます。そりゃ~~擁護したいよね。パワハラ上級生についても、どうして闇落ちしたのか、闇落ちを止めることができなかったのかとか妄想してしまいます。

私は、ご遺族の方の主張を完全に支持します。

本件、宝塚歌劇団側の負け確定だと思います。劇団は、これ以上ダメージが大きくなる前に誠意をもって謝罪したほうがよいと思います。だって、他にも同様につつかれたら困ることあるでしょ?上級生だって労働条件がどうなってるとか、会(私設ファンクラブ)のお茶会は業務に入るとか、会チケット委託販売は契約上どうなっているとか、他にも気になる点あるよね~~。

会見では記者の方が「他の新人公演の方も、同様の勤務状況ですか」などと質問されて、弁護士の方は「劇団の会見でぜひ質問してください。」と答えられていました。各組30~40名×5組の200人近くが基準を大幅に上回る労働時間だったということ、大規模な労働基準法違反を企業ぐるみでやったということになり、重大な法律違反とみなされそうです。劇団および阪急電鉄、けっこうやばい状況だぞ・・・。

ライト宝塚ファンな私としては、やりがい搾取の上で成り立っている公演は観たくはないです。今回の件で若手の状況を聞いてしまった以上、安心しては観れなくなってしまいました。ご贔屓様の公演はチケット取りに参戦はするけども、ね。

さて、次は劇団側の記者会見のターンです。公式発表を待ちたいと思います。

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