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京極夏彦最新刊キタ━ヽ(゚∀゚ )ノ!!!! [読書・漫画・テレビなど]

京極夏彦さんの小説、百鬼夜行シリーズの最新刊が17年ぶりに発売されました~~~!!!

タイトルは、『鵼の碑(ぬえのいしぶみ)』。
前作の『邪魅の雫(じゃみのしずく)』から17年もたっていたのか~~~。


今回の新刊は、ハードカバーと新書(ノベルス)版が同時発売でした。私は百鬼夜行シリーズは新書版で集めていたので、今回も新書版を購入。この最新刊が発売されるのを知ったのが、8月末だったか9月初めだったか。情報得てからさっそく本屋に予約しにいきました。

本屋さんで、
私「新書版が欲しいので、(講談社)ノベルズって伝票に書いておいてください」
店員さん「(パソコンで2420円の価格をみながら)えっ?ノベルズの価格じゃないんですけど・・・??」
私「それでノベルスなんですよ。もう一方(ハードカバー)は3900円ですよ」(注:正確には3960円)
・・・と、店員さん(若い女性の方)も驚く状態でした。京極夏彦が人気作家であることはご存知でしたが、京極本の厚さ&価格は初体験だったようですwww
『ぬえ』の漢字も書けなかったので(そりゃそうだ)、私がスマホの画面を見せながら伝票を書いていただきました。

そんな感じで取り置きをお願いし、発売日当日に購入。ちゃんと新書版の方をお取り置きいただけました。


さて、新刊『鵼の碑』新書版。829ページ、厚さ48mm、重さ568gでした(個人調べ)。相変わらずのレンガ本。そして、京極夏彦にハマると、厚ければ厚い程嬉しくなってきます。(←アタマオカシイ。)

ハードカバーの方は1.2kgらしいですから、まさに鈍器。本屋でハードカバー版も見かけて「こっちも欲しい・・・!!」って思いましたが、「内容同じだし置き場所に困るし、4千円かけて鈍器を購入するのもな~~」と思い諦めました。鈍器をベットサイドに置いたら、旦那殺人事件を起こしてしまいそうですしwww


鵼の碑、私は主に土日に時間をとって読み終えました。あ~~~おもしろかった~~~。今回は読んでも読んでも真相の掴みどころがなく(私の推理力が低下したせいか?)、ラストの章でやっと全容が理解できました。京極本のこの感じ、久しぶり~~~(^^♪

内容については本記事ではネタバレしません。というか、できない。このストーリを要約して文字にできるスキルは、私にはありません。

ぬえというのは、頭は猿、同は狸、手足は虎、尾は蛇の怪鳥、とのことです。諸説あるみたいですけど。そして、掴みどころがなく得体の知れないもの、の比喩としても用いられます。今回の京極本は、得体の知れないものを掴みに行ったのが真相なのかな・・・というのが私の感想です。

しかし、17年もたったせいか、主要登場人物、京極堂と関口と木場と榎津と、みんな私より年下になってしまいました。『姑獲鳥の夏』を読んだときはみんな年上だったのに・・・時が経つのは早いこと。そして、久しぶりの榎津礼次郎、以前よりも増してエキセントリックになっていました。『姑獲鳥の夏』の時はもうちょっと常識があったような・・・。今回は少ししか登場しませんでしたが、あの性格がよりエスカレートしている気がします。ラストの某女性の感想に同意。

ちなみに、百鬼夜行シリーズのマイベストは『鉄鼠の檻』です。今回の『鵼の碑』は、私的には鉄鼠を超えることはありませんでした。まぁ、私が京極本慣れしたせいもあると思います。でも、面白かったのは面白かったです。本を読み進めるワクワク感を久しぶりに味わえました。京極本は分厚い程楽しい。

京極本は周回必須。2回3回読んでも面白いところがミソ。これから『鵼の碑』2周目に入ります。読書の秋を楽しく過ごせそうです。

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