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刀ステ綺伝ざっくり感想(ネタバレなし) [宝塚じゃない舞台など]

世の中にたえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし(在原業平、伊勢物語/古今和歌集)

・・・ということで、舞台『刀剣乱舞』 綺伝 いくさ世の徒花(以下、略:綺伝)を観てきました!!
o(^∇^)oワーイ♪
(※冒頭の和歌は、綺伝の中で詠まれる和歌です。)


ゲーム『刀剣乱舞』を舞台化した、界隈では『刀ステ』と呼ばれるシリーズの一公演です。刀ステは昨年に无伝(むでん)を観にいっており、刀ステ2回目の観劇でした。刀ステ全体ストーリーについては、刀ステファンの妹からおおよそのところを聞いております。

この公演、元々は2020年夏頃に公演予定でしたが、コロナ感染対策のために科白劇に脚本を変え、サブタイトルを『改変 いくさ世の徒花の記憶』(以下、略:改変)にして公演されました。2020年当時はバリバリのソーシャルディスタンスと透明マウスシールドで感染対策をし、バトルシーンなど表現しきれない部分を講談師を入れて言葉で補足するという、あれはあれで一見の価値がある公演でした。あ、私は当時アーガイブ配信でみました。

そして今回の綺伝。何はなくとも無事に公演が始まってよかったよかった。
基本のストーリーは2020年の改変とは「似ているようでちょっと違う」というお話でした。改変の時に主役の歌仙兼定(かせんかねさだ)がそう説明していましたからね。もちろん今回はソーシャルディスタンスほぼ無視で、接近した演出や殺陣バトルをやっていました。

刀ステシリーズの本編は三日月宗近(みかづきむねちか)と山姥切国広(やまんばきりくにひろ)が主役なのですが、今回の綺伝は歌仙兼定が主役なので、スピンオフかサイドストーリーのつもりでみにいきました。が、なんか、ストーリー中に本編にかかわる重要機密事項がねじ込まれていました。
(゜ロ゜)ギョエ!!
これ・・・ゼッタイネタバレ禁止のやつ・・・口外すると時間遡行軍を送り込まれて後ろから斬られるやつ・・・。私もこれ以上触れるのはやめておきます。

ストーリー以外での見どころは、舞台上で繰り広げられる殺陣。刀剣男士たちの殺陣、むっちゃカッコいい!!
男子の筋肉と刀振りのスピード!!
敵役の相手も上手いから、刀が当たってないのにはじき返された感のある動きで、見応えがあって面白かったです。殺陣バトルをみるだけでも十二分に楽しめた公演でした。

私的に一番のシーンは、第二幕、歌仙ちゃんがせり上がりで登場し、テノール歌手のオペラ音楽(オペラ『トゥーランドット』の『誰も寝てはならぬ』風の音楽)のBGMで盛り上がって、歌仙ちゃんが敵をバッサバッサ斬り倒す、あのシーンですね。歌仙ちゃん、せり上がりのポージングもかっこよかったし、自称文系男子のくせにゴリゴリ体育会系の力業だったし、そのギャップがすてきーーーー!!
(*ノノ)キャ

そして、かいちゃん(七海ひろきさん)演じるガラシャ様は、男前な女性でした。ビジュアルは明らかに女役ですが、圧が強くて低めの男役声で演じられていました。刀ステは、2020年の改変までは、いわば女人禁制の舞台でした。かいちゃんが刀ステに出演すると公表された当時、刀ステ界隈では女性出演肯定派・否定派で物議を醸していました。しかし、これだけ男前なガラシャ様なら、多くの方には許容してもらえたのではないでしょうか。(もちろん、今も否定派の人はいるかと思いますが。)

そんな男前ガラシャ様を相手に、いろんな想いを抱えながら戦う歌仙ちゃん・・・。想いがあるからこその、全力で戦いかつ躊躇ない力業で斬る歌仙ちゃん。切ない・・・そして、歌仙萌え。


いや~~~ガラシャ様のお姿をめでるつもりで観に行ったのに、ストーリーといい、殺陣といい、歌仙萌えといい、公演そのものにすっかり引き込まれてしまいました。
内容を妹と語り合いたいです。妹も早く公演観てくれないかしら。しばらくはお口チャックで我慢です。

20220402刀ステ綺伝.jpg

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