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今更ながら雪組公演『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』の感想を [宝塚感想 雪組]

今年2月末に生観劇することができた雪組公演『ONE UPON A TIME IN AMERICA』の感想を書いていませんでした。
2月3月はコロナで先が見えず、それどころではありませんでしたので。
それに、見れなかった方もいると思うと書きづらくて・・・。
とはいえ、途中までは書いていたので、やっと仕上げてアップしました。
書くことでボケ防止になりますし。

雪組ワンスをみて一番思ったこと。
あーさ(朝美絢さん)のキャロルがかわいい!!!!
キュート、っていう言葉が似あうかわいさ。
マックスの悪さを理解しているのに離れられないという、複雑な乙女ごころがかわいい。
でも、警察への密告をヌードルスに頼むところに腹黒さを感じます。
自分から電話すると密告がばれるのが怖かったからかしら。

それにしても、咲ちゃん(彩風咲奈さん)演じるマックス、悪いよね~~。迷いのない悪さ。
そんなやつが、後半、他の人物に成り代わって政治家になるって、どんな顔して政治家をやってたんだろう・・・。多少は改心してたのかな~~。

それに引き換え、結局は悪くなりきれないヌードルス。
マックスが亡くなったあとは、大人しく日陰の生活ができてたわけだし、ちゃんと堅気の道に進むチャンスがあれば、違った人生・違った幸せがあったのかも、と思ってしまいます。
まぁ、そう思うのは、のぞ様(望海風斗さん)の人柄がにじみでてるからかもしれませんが。

それにしても、凪様(彩凪翔さん)の出番が少くて残念。
でも、最後の方で、「国民のために」とかなんとか言って真面目顔で堂々と嘘をつくお姿は最高。
悪役の貫禄を感じます。

デボラは結局純粋なのかそうでないのか、よくわからない感じでした。まぁどちらもデボラの正直な感情だったのだと思いますが。
ヌードルスには堅気の道で成功して欲しい的なことをいいつつ、一方で、ヌードルスが用意したリムジンに乗り貸切レストランの料理を愉しむという、矛盾。
堅気の仕事で大儲けなんて、あの時代に困難だったことはうすうす気付いていただろうに。ヌードルスのお金は真っ当な仕事で得たものではないと、デボラはきっと分かっていたはず。
真面目なフリして、結局自分に貢いでくれる金持ち男を待ってるんかーーい!!!
リムジン来た時点でヌードルスの裏家業を疑えよ!!
思わせぶりな態度をとっといて、なんなんだーー!ヌードルスがイヤなら、その前にホテルの部屋にいくなーー!大人ならその後の展開が想像できてるだろーー!!!!
・・・と、デボラにツッコミ。
いかん、どうしてもヒロインには厳しく当たってしまう・・・。

ストーリーは、当初の予想通り、ハッピーエンドではありませんでした。若かりし頃のを思い出を振り返った大人の哀愁で幕、という感じですかね。
そんなアンハッピーエンドでも、フィナーレで幸せにさせてくれるのが宝塚のよいところ。
フィナーレ最初の凪様とあーさがとの並びは眼福。持ち味の違うイケメンが二人並ぶなんて、なんて幸せ♡
遠くから、オペラグラス越しでも幸せでした。

タカラヅカスカイステージの録画映像も素敵ですが、例え遠くの席からでも、タカラジェンヌと空間を共有できる生観劇の方が、私にとっては幸せだな~~~。

ネットでライブ中継は需要が多く、これから発展すると思いますが、生観劇もなくなりはしないと思います。
みんなで集団免疫を獲得して、コロナを恐れず堂々と外出できる日が速く訪れて欲しいです。