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月組『I AM FROM AUSTRIA』感想 [宝塚感想 月組]

先週末、宝塚歌劇月組 I AM FROM AUSTRIA を観てきました。
楽しかった。あまり深く考えずに楽しめました。

いや、もちろん突っ込みどころはいろいろありましたけどね。

以下、ツッコミを箇条書き。

・ジョージとエマ、全体的に心惹かれあう感じがイマイチ伝わらなったな~~。一緒にいて楽しいだけな感じ。
・落ちたケーキをつまみ食いさせといて、「おもしろいひとね」って、その前にお行儀悪いから。
・ジョージも、御曹子だからってホテルで自由にやりすぎ。いいのか?
・いくら有名人が失踪しても、本物の警察は出てこないでしょ。子供でもないし、誘拐犯からの手紙も被疑者でもないんだし。警察暇なのか??あってもALSOK的な警備会社が探すでしょ。
・エマがヘリコプター操縦なんて無理やりだよね。航空機の自動操縦なんて危険極まりない。あっても、飛行機みたいに一定高度&速度でのオートクルーズ機能くらいでは?乗ったことないけど。素直にヘリをチャーターした設定にすれば良かったのに。
・ヘリの装置は、2014年宙組『ベルサイユのばら』で出てきたペガサス(通称:ペガ子)と同じ装置かしら?油圧の装置かな~。電動モーター音はしなかったよね。
・パブロとのスキャンダルが、なぜ金になるのかが良くわからない。女優ならスポンサーとくっついた方が金になるのでは?


でも、まあ、なんか全体的に楽しかったですね。音楽のおかげでしょうか。

ぬくぬく育ったボンボンな珠城りょうもなんだかしっくりきたし。前回の宮本武蔵よりはぜんぜん良かった。
美園さくらちゃんは金髪のチャラい美人がよく似合ってた。
月城かなとさんは、腹黒悪役がかっこよかった。エマを金づるとしか見ていない態度がサイコー!
凰月さんはイケオジ。スーツを美しく着こなすダンディー感&ジェントルさ。
暁さんパブロはひたすら楽しい。登場するたびにラテン系ノリノリの音楽。チャラいだけではなく、結局はいいやつでエマの味方だし。マッチョマッチョ♪と歌いたくなります。
暁さんのファンというより、パブロのファンになっちゃいましたよ。

パブロ、また観たい~~~♡
・・・という感じで、結果パブロ落ちした公演でした。楽しかった。


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宝塚歌劇 月組公演『クルンテープ 天使の都』の感想 [宝塚感想 月組]

月組公演『クルンテープ 天使の都』の感想です。

なお、私は月組を見るのは今回初めてでした。
なので月組メンバーはあまりよくわからずに見ています。

お芝居『夢現無双』よりは飽きずに楽しめました。

最初にトップスター珠城りょうさんが出てきた時の衣装、キンキラで小林幸子を思い出してしまいました。
今回の衣装は好きではないなー。どうしても小林幸子をイメージしてしまう。世代の問題??
でもそんな衣装も違和感を感じさせない美弥るりかさんのビジュアルってすごい。
着こなしなの?顔立ちのせい??不思議です。

ショーは全体的にタイというよりアジアンな感じ。
タカラヅカニュースで映像を見たときは衣装イマイチと思っていましたが、実際に生で観劇してみると、思ったよりも良かったです。

途中のシーンで、低音で張りのある声で歌っていた方が気になりました。
暁千星さんでしょうか??ちょっと自信がありません。
いいお声の持ち主、どなたなのか気になります。

珠城りょうさんと美弥るりかさんとが二人で踊るシーンもよかったです。
過去の宙組公演『クラシカルビシュ―』で朝夏まなとさんと真風涼帆さんとで踊っていたシーンと雰囲気似てるなーと思いました。
違うのは、珠城さんの笑顔。
かっこつけるではなく、セクシーでもなく、ワンコが懐いているような、かわいい笑顔でした。
珠城さんってそんなキャラなんですかね。
一方の美弥さんは妖艶。色っぽい表情でしなやかな体の動き。
二人は恋人かいっっ。

ショー中盤のギャングのシーン。
珠城さんが撃たれた後、神様っぽい美弥さんが現れて、珠城さんを復活させてました。
なぜギャングを蘇らせる??しかも神様っぽく。なぜに??

後半には美弥さんが銀橋で歌うシーンがありましたね。
男っぽすぎず、女っぽくもならず、独特な雰囲気をもつ美弥さん。
この方が美弥るりかさんなのね~~~。
退団前に美弥さんを見たくて、今回月組公演のチケットを取りました。
一般前売りで頑張ってよかった。
オペラグラス越しとはいえ、退団前に生で見れてよかったです。
衣装はシンプルな黒燕尾というのもよかった。

男役の群舞の後、トップスター二人で踊るシーンもよかったですね。
途中で二人で階段に座って語り合う風のシーン。あら素敵。こんなシーンもありですね。


まとめ。当初の予想よりも楽しめたショーでした。
退団前に美弥さんを生で見れてよかった。
お芝居の方の小次郎の佇まいもよかったですし。

お芝居と合わせて、私的にはB席で十分満足した公演でした。


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宝塚歌劇 月組公演『夢現無双』の感想 [宝塚感想 月組]

本日はお休みを取って、月組公演『夢現無双』『クルンテープ 天使の都』を観てきました!!

まずはお芝居『夢現無双』の感想を。


正直、イマイチでした。

あ、タカラジェンヌ方々は悪くないです。
悪い、というか私の好みに合わないのは、ストーリーについてです。


以下、辛口感想になりますのでご了承ください。


武蔵って、結局なんなん??
戦で出世するために村を飛びだして、よくわからんがお尋ね者になって、都合よく女の人が助けてくれて、まともな修行もしてないのに強い強いとチヤホヤされて、強ければ女の人に惚れられて、しかも都合よく待っててくれて・・・ありえねーーー。
武蔵、お前は何をして生きていきたいん??
最後の方で「天下無双を目指すのは父を見返したいだけだろう」的なことを父(←武蔵の空想に出てくる)に言われているけど、まさしくそうだろうね、って感じ。
もうちょっとさぁ~~、強さとは何かとか、平和になりつつある江戸時代初期での武芸の意味とか、人を斬ることへの罪悪感とか、いろいろ考えようよ~。
お前の人生行き当たりばったりじゃん。
そんな人に魅力は感じないね。

ツッコミ所もいろいろ。
武蔵は何をしてお尋ね者になった??
なぜ木に縛り付ける?普通牢屋だろ。
しかも簡単に助け出せてどうする。捕らえた意味ないじゃん。
又吉の親も、息子を殺されたわけでもないのに武蔵を恨んで追っかけ京まで行くっておかしいし。
小次郎は現れていったり来たりするだけだし。(ビジュアルは好きだけど。)
お通もむなしく武蔵を追っかけるのやめたら??人類の半分は男だぜ??
強いだけで女にモテてしかも大人しく待ってるなんて、そうそうないし。都合のいい女ばっかり出てくんなーー。
そもそもなぜ小次郎と決闘することになったんだ??さっぱりわからん。

結果、私にとっては、舞台上で流れるストーリーをただ眺めるだけ、という感じで見ていました。
時間長く感じたなーー。
月組に好きなジェンヌでもいれば、駄作でも楽しめたんでしょうけどね。
月組に好きな人がいない私にとっては、ぶっちゃけ、おもしろくありませんでした。


私がこの作品を私好みに変えるなら・・・

・武蔵は、剣術好きの単純バカキャラとして設定。ちょっとぼけてて憎めない感じに。
・小次郎は、戦のない時代に馴染めず強い敵を追い求めている設定。
・武蔵のストーリーと小次郎のストーリーの二つをパラレルで進める。
・武蔵が若いときに小次郎といちど出会い、影響を受ける。かつ、小次郎との出会いにより、剣術や自分の生き方について考えるようになる。
・小次郎が「いつか俺を倒せ」的なことを武蔵に告げて去る。
・武蔵は戦うことに疑問をもちつつも、挑まれた勝負には受けてたち、結果名声をあげていく。
・一度は剣を捨ててお通と田舎暮らしをするも、本来の勝負師の気質が我慢できず、剣の道に復活。
お通は武蔵を理解して送り出す。(子供も宿しておくか。)
・いろいろあって、巌流島の戦いへ。小次郎は強くなった武蔵を楽しみに待つ。
・武蔵は小次郎を斬りたくない気持ちと、勝負してみたい気持ちとの間で揺れ動く。結果、遅刻する。
・小次郎は斬られた後、微笑んで斃れる。
・武蔵は勝つことにむなしさを覚え、強さとは何かを考え、その後は戦いを控えるようになる。お通の元に戻る。
・最後五輪の書につながるキーワードで終わる。

・・・という感じでしょうか。
武蔵がなぜ二刀流になったのかのエピソードもねじ込みたいな~~。

なお、吉川英治の「宮本武蔵」を読んだことはなく、史実の武蔵がどんな人だったのかも知りません。
なので上記は妄想で好き勝手書いています。


今度は、もうちょっと好みのストーリーの時に月組を見てみたいです。

小倉城 武蔵と小次郎の像.jpg



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