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星組『ディミトリ』『JAGUAR BEAT』観劇♪ [宝塚感想 星組]

宝塚歌劇星組『ディミトリ』『JAGUAR BEAT』東京公演を観てまいりました~~~!!
(≧∇≦)ノ ♪

もう~~~超久しぶりの東京宝塚劇場。最後に東京宝塚劇場に来たのは昨年3月だから実に10か月ぶり、宝塚歌劇を見たのは昨年5月のブエノスアイレス以来だから8か月ぶり。昨年はいろいろあって観に行けてませんでしたからね~~。しかも、友の会で当選したお席は、そこそこ前方センターブロックのS席。久しぶりで楽しみ過ぎてテンションアップしてしまい、前日から眠れませんでした。まずは家族ともども健康キープできてよかったです。


第一幕『ディミトリ』の感想です。あ、私は予習しない派、その時の舞台のもを受け止めたい派なので、原作のこととかジョージアのこととか無知な状態で感想を書いております。

ジョージアの衣装とダンスが、カッコイイですねーーー!!感想を一言でまとめると、それです。
お気に入りは、モンゴル軍との戦いの場面。たぶんあれはジョージアンダンス。男性がくるっと回った時に上衣がスカートみたいにくるっと回るところが、いい♡カッコイイ♡♡
ストーリーは複雑すぎずに受け取りやすいし、紫のリラの花のテーマが随所にちりばめられているし、およそよい話と演出で、楽しめました。そして何といっても、お衣装とダンスがステキ♡マジいい♡♡。女性陣も男性陣もエキゾチックな衣装で、フリフリひらひらとビシュ―キラキラがいっぱいで、それを活かしたようなダンスで、とてもよかったです。

そして、ご贔屓様の暁千星演じる副宰相アヴァクも、好みのキャラでした。わたくし、黒い役・悪役が好きなので。(あっ、正確には完全な悪役でもなかったですね。)特に副宰相アヴァクが歌うロックな曲がカッコイイ!!(←ご贔屓様の場面ですからね、そりゃぁそういう感想になるでしょうよ。)
敢えて難を上げるなら、セリフに重厚さが足りないかな~~と。ちょい早口でセリフをバタバタしゃべる印象の部分があり、そこはあえて溜めてセリフを吐いた方が私的には好みだな~~と思いました。(←好きだからこそついいろいろ望んでしまう心理。)
また、アヴァクが歌う歌詞がなんかイマイチでした。詩的でないとといいますか、単語が単純すぎるといいますか、メロディーラインとワードが合っていないといいますか。もう少し言葉が練れなかったかな~~。キャラと曲がいいだけに、惜しい。
ちなみに前から思ってたのですが、演出家がなんでも自分でやるのではなく、曲は作曲家が作るように、歌詞も作詞家さんが作ってもいいのではないかと。演出家がなんでもやって権限持ちすぎると、パワハラを生みやすいしね。

ほか、ストーリーについて、あえてツッコミたい部分を5つほど。若干のネタバレも含みます。そして長文になってしまいました。すいません。

その①、前半のモンゴル軍の戦いのところ。王ギオルギ自ら出陣するのは、リスクありすぎじゃない?しかも子供もいないんでしょ??血統で王国を保っている場合、王様が亡くなると危機になるから、戦の時は息子なり弟なりをスペアとして首都にとどめ置くのが定石。なのに子供のいない王様を戦前に出すって、普通はしないよね~~。王ギオルギは過剰の自信家で甘く考えてて、副宰相アヴァクも王に心酔しすぎて目が曇ってたのかしら・・・。アヴァクも、ディミトリに「王を守れっ!」て言っといて後で逆恨みするぐらいなら、自分で守れよっ!!って思うし。アヴァクは、自分の剣の腕はディミトリに劣ると理解しててディミトリに任せたの?この時はディミトリを信用しているように見えるんですけど??もしくは、ディミトリに捨て駒になってもらう算段だった??アヴァクも詰めが甘い。まぁこの時点では若かったのかな、たぶん。

その②、王ギオルギから、ディミトリとルスダンとの結婚を遺言されたあとの歌の部分。
「過酷な運命」とかなんとか不安を歌ってたけれど、それよりも明るく歌ってくれていいのでは?って思いました。元々、ディミトリは人質だって言ってたから、ディミトリの祖国ルーム・セルジュークは裏切りそうな国だと思われていたということ。そのルーム・セルジュークの第四王子と後継者ルスダンを結婚させるというのは、ディミトリのことを相当に信頼しているということ、祖国よりもジョージアを優先してくれるって信じてるということ。そこを理解して、信頼への感謝と好きな人と結婚できる喜びとを、若者らしく歌ってもいいのでは?わたしはディミトリ(=礼真琴さん)の幸せな歌をいっぱい聞きたいんですけど。

その③、ディミトリと祖国ルーム・セルジュークとの関係性について。
ディミトリにとって、祖国ルーム・セルジュークはどういう位置付けだったんですかね~~。育った国と自分のルーツである祖国とどちらを取るか問題、そこの葛藤は特に表現されていなかったと思います。「人質だから」とか言いながらそこそこ幸せに暮らせてたから、育った国ジョージアを選択することに迷わなかったのかな~~と思いました。今ある環境・人間関係優先の考え方。そのディミトリとは異なり、祖国ルーム・セルジュークを取ると思っている副宰相アヴァク以下家臣たち、ディミトリの父エルズルム公、そしてホラズムの帝王ジャラルッディーン。血族・親子関係優先の方々。王配殿下に政治に関わらせないのも、祖国との繋がりを疑うのも、彼らにとっては当然の思考回路だと思います。ルーム・セルジュークに有利な国政をやられたら厄介ですからね。それをあまり理解していないような印象のルスダン。そりゃー斜陽の国のルスダンだって陰口叩かれちゃうよ。まぁルスダンも最後は立派な女王に覚醒していましたが。

その④、ルスダンの浮気(未遂?)事件の件。
奴隷ミハイルは美形で王女のお気に入りという説明はあったけれど、ちょっと唐突に感じました。ミハイルとの心の交流的なシーンとかが特に描かれていないから、急に美青年に走ったように見えました。ルスダンはかわいいし同情を寄せて観ていましたが、ここの場面だけはね~~~ちょっとね~~。私にはルスダンの行動が理解できませんでした。浮気に走る前にもうワンクッションが欲しかったです。

その⑤、裏切りの罪でディミトリが牢獄に閉じ込められて、敵国のジャラルッディーンに助け出される場面。ジャラルッディーンが「噂通りの美しい青年だ」とか言って、腹心が「帝王は美しいものには目がない」とかいうからさ~~、正直、BL(ボーイズラブ)??って思っちゃいました。ラスト付近ではジャラルッディーンはすっかりディミトリを信頼している様子だし、ディミトリの死を嘆き悲しんでる様子が、ぱっと見、愛妾を失って悲しむ帝王に見えちゃったんですけど・・・??え?BL?BLなの??。そりゃあ礼さんディミトリはお美しいけどさ。BLとか思っちゃった私の思考回路がおかしいのかしら・・・。

と、つい突っ込みたくストーリー展開もありましたが、それはそれとして楽しめました。繰り返しになりますが、衣装とダンスと、そして演者のビジュアルが良かったですからね~~~それらを見るだけでもすごい満足できました。


次に第二幕『JAGUAR BEAT』の感想。こちらは手短に。

なんか、全体的にギラギラ・ゴテゴテ、そして意味不明なショーでした。でもそんな意味不明状態が結構楽しかったりします。私は楽しかったです。一体どこがジャガーなのかは、よくわかりませんでした。だって、ジャガーといえばアフリカのサバンナじゃないの?あんな電飾バリバリ蛍光色とスパンコールもりもりで、ジャガーなんかいっ!!と心の中でツッコミがいっぱいでした。そして目が疲れる。わたくし緑内障ぎみだとかなんとか言われてて、目の健康には注意しようって思っていた時にこんな目が疲れるショー、しかもそこそこ前方席ってさ・・・緑内障が悪化したらどうしてくれんじゃいっ。
出演者コメントもしたいところですが、星組でお顔を認識できるのが数少なく、間違っているかもしれないので、パスでお願いします。ご贔屓の暁さんばかりの感想になってもあれですし。「ピッピッピ、ピィーッピ、ジャガービーッ!!」という礼真琴さんのお歌が頭の中を駆け巡り、「マジッ、マジッ、イッツマジーッツク!」というフレーズもやたら頭に刻み付けられました。なんか、見たまんまを受け止める、アホなショーでしたね。あ、誉め言葉です。ショーの時間はあっという間に過ぎてしまいました。私は好きです。


今回の星組『ディミトリ』『JAGUAR BEAT』、よかったです。楽しかったです。
タカラヅカをいっぱい浴びたわ~~~。

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