SSブログ

配信にておかわり♡月組博多座公演 [宝塚感想 月組]

 今日は月組博多座公演『川霧の橋』『Dream Chaser』のライブ配信デー。私はライブ配信にておかわり観劇しました。

 ライブ配信だと、家でお茶とお菓子を片手にリラックスして見れるのでいいですね。私は二回目ということもあって、冷静に全体を見ることができました。博多座に観に行ったときはあまりに良席すぎて、変に緊張しながら見ていたので。
(生観劇時の感想は→こちら

 第一幕のお芝居『川霧の橋』、冷静になってみると、月城さんは日本物が似合う男前ですね。改めて思いました。和物が似合うお顔立ち。海乃さんもおしとやかさの中にかわいさのある和服美人で、鳳月さんは粋で男前な江戸っ子が似合うし、このお三方がそろったからこそ、この公演が再演になったのかしらと思います。
 ただ、今まで再演をしなかったのは、あの大火事の場面があるからではないかと思いました。セットはシンプルですが、人々が右往左往して懸命に逃げまどっている姿を見ると、こちらも感情移入してしまいます。阪神淡路大震災や東日本大震災をご経験されたかただと、ご自身の体験を思い出したりしそうです。そういうのがあって、劇団側も気をつかって、公演しなかったのでは。博多座なら、近年大きな災害はなかったですから、博多座での再演になったのかも・・・と思いました。
 悪役好きとしては、暁さん演じる清吉も少しはお光を想う気持ちがあったのかな~~と思いました。最初にお光に告白する場面では、お光に対して100%嘘をついているようにはやっぱり見えませんでした。ラストでお光を連れ出そうとしたのも、いつでも前向きなお光と一緒にいたい気持ちもあったのかも・・・むしろそうであって欲しいな~~・・・って思いました。とことんゲスな悪役がいいか、多少は情が残る悪役がいいのかは好みですね。
 鳳月さん演じる半次は、ほんとに人がいい。慕うお組さんが変わってしまっても半次は変わらず慕い続けて、そばに控えてても出さず・・・。半次にとってお組さんは、女神か菩薩かのような存在で、自分のものにするとかいう存在ではなかったのかな~~と思いました。半次には己の欲がないのか、その達観は一体どこからくるのか、半次と清吉とが呑んで何を語り合ったのか、半次は清吉のことも兄弟同様に思っているからこそのあのラストなのか、そうすると半次はその時に何を想うのか・・・半次の人間性についてもいろいろ妄想しています。
 お芝居ラストの橋のシーン、2度見てもいいですね。ラストではお光っちゃんは若々しい声に戻って生き生きとして、やっと心から幸せになれることを表しているようでした。おみっちゃんかわいい。幸次郎も、「もうどこへもいくな」とかっこつけるだけではなく、もっとデレ顔していいからねっ。

・・・あ、またしても第一幕のお芝居の感想が長くなってしまいました。いろいろ考察したくなるのも名作となる所以の一つ、ってことで。

 第二幕のショーは、割と引きの画面が多くて、全体を落ち着いて眺めることができました。
 暁さんの I'll be back はやっぱり好き♡♡。あ、ベテラン大人の魅力の鳳月さんも好き。タカラヅカらしい雰囲気の月城さんも好き。スカートさばきが素敵な海乃さんも好き。
 この4人のバランス、個性が被らずに補い合うような組み合わせ。本公演ではこれに演技派の風間柚乃さんとか千海華蘭さんとかが加わるわけでしょ?個性のバランス配分が絶妙で、新生月組はトータル力が強そうだな~~と思いました。

 月組は、博多座が終わると来年の公演までお預けですね。
 博多座公演ももう少しで千秋楽。月組博多座公演チームの皆様が、博多で美味しいものでも食べて元気をつけて、健康で千秋楽を迎えられますように。

☆----------------☆
ブログ村に参加中。
バナークリック→ブログ村ランキングに移動→INポイント加算→本ブログランキングUP、となります。
記事を気に入って頂けた際は「いいね!」代わりに1クリック頂けると幸いです。

コメント(0) 
共通テーマ:演劇

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。