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月組博多座公演『川霧の橋』『Dream Chaser』感想 [宝塚感想 月組]

博多座の月組公演、行って参りました!!
いや~~~、思い切って博多座まで追っかけて、よかった~~~♡♡

以下、感想です。
書いていたら、特に一幕のお芝居の感想が長くなってしまいました。ご容赦ください。いろんな登場人物の心情を考察したくなるお芝居だったからさ~~。これでも少し減らしました。
また、ネタバレもあります。


まずは第一幕のお芝居『川霧の橋』の感想を。

黒ありちゃん、すきっ♡(//∇//)
ありちゃん(暁千星さん)演じる清吉は、最終的には悪い奴だけど、闇落ちする心情は理解できるのよねーー。
仕事の実力と自負があって、野心も行動力も持ち合わせてたら、頭打ちの現状を打破するために打って飛び出したくなるよねーー。その後闇落ちしたのがよくないだけで、同情の余地はあるかな~。ご贔屓の暁さんが演じてるからそう思うだけかもしれないけど。
でも、お光を巻き添えにするのはダメだから、ラストは自業自得だね。
黒ありちゃん好きだけどさっ。

このストーリーでの事の発端は、月城かなとさん演じる幸次郎が、お光にきちんと気持ちを伝えていなかったこと。
周りにあれだけ言われてたのに、ね。
想ってれば伝わると思ってたなんて都合のいい言い訳。超能力なんてないんだし、人類に言語が発達したのは何のため?言葉が必要だからでしょ?そんなんだから口の上手いちょい悪男に持ってかれちゃうんだよ~~ほんとにね~~~。

海乃美月さん演じるお光は恋愛感情に疎いから、初めて言葉にして告白された清吉にときめいちゃったのかも。
言葉にするってやっぱり大事だと思う。
そして、お光が後になって幸次郎の良さに気づくのも致仕方なし。若気の至りとでもいうか。
お光っちゃんは悪くないよっ!!(←おばちゃん擁護。)
清吉が亡くなったと聞いて涙を流さないのも、べつにいいのよっ。両想いで結婚しても、いつしか「死んで帰ってこい!」って思うようになったりもするし。(←某離婚経験者談。)
でもそれを良くないと思うこと自体が、お光のやさしい所。そのやさしさにつけ込まれて、また清吉に利用されるところだったね。

鳳月杏さん演じる半次が裏で助けてくれて良かった。
半次も人にやさしい人。棟梁になれなくても不平も言わず、慕うお組さんを一途に追っかけて影から守ってさっ。
人のために行動しすぎっ!もっと利己的に生きていいのに。まったく・・・人がいいぜっ、半次。

幸次郎は真面目に一途な人でしたね。
お光を一旦諦めたあと他の人と結婚しても、きちんとお相手には誠実に接してたみたいだし。都合よく病気で亡くなるのはどうなんだ?って思うけど(清吉だったら間違いなく毒殺を疑うよね。)
最後は自分の気持ちに正直になってきちんとお光と結ばれて、良かったね。

あ、幸次郎とお光の縁を遠のかせた一因に、杉田屋のご夫婦の発言もありましたね。
病床のお光の母に「お光はうちの養子になった方が幸せ」だなんてね。娘を愛情もって育てた母的には腑が煮え繰り返るセリフ。そんなん言われたら「杉田屋だけにはやってくれるな!」って遺言したくもなるよ。杉田屋ご夫婦は子供を早くに亡くしてるから同情の余地は十分あるけれど。
いろんなひとの思いがちょっとずつ交差して、ちょっとずつ歯車が噛み合わなくて、すれ違って遠回りした恋物語でした。

余談。
月城さんはじめ江戸っ子男性の髷(まげ)が、真ん中ではなく、左側に寄せられていたのが公演中気になってました。
実家に帰ったら公演プログラムを見た母が「江戸っ子は髷をわざと横にずらすのが粋だったらしいよ」と教えてくれました。
そうなの?ホントかどうか今度調べてみます。


続いて第二幕のショー『Dream Chaser』の感想を。

・・・と、その前に、今回のお席について。
一般前売りで博多座チケットサービスにてゲットした席はかなり前方の良席でした。
舞台を前にして右側。月城さんのアイシャドウが上は紫・下はピンクなのがはっきりわかる近さ。
一言で言うなら、鳳月杏さんガン見ポジション、です。あと英かおとさんも。英さんが私に微笑んでくれたし♡(←たぶん気のせい。)超幸せ。
あえて難癖つけるなら、暁さんが月城さんに隠れて見えづらいことが多かったこと。暁さんも何回かは近くにきたし、しっかり肉眼で観れたからいいけどさっ。(贅沢なクレームですいません。)

暁さんメインで見るつもりだったのに、ポージングのかっこいい鳳月さんがいっぱい目に入って惹きつけられて、もーーー大変!!
スパニッシュのシーン冒頭の、鳳月さんの決めた立ち姿を間近で見ちゃったらさーーー、「だめっ♡好きになっちゃうっ♡♡」って感じでした。もう、目が足りなくて足りなくて・・・。

ショーの各場面は大劇場版とは配役が多少変わり、I'll be back の場面は暁さんが真ん中。長い手足でキメキメで踊ってて、いいわ~~。もーー、好きになっちゃう♡♡(←もうなってるから。)
ベビーフェイスでキメキメなところにギャップ萌え。

大劇場版ではデュエットダンス後にたまさまお別れタイムシーンがありましたが、そこはスタンドバイミーに変わっていました。これからいっしょにやっていこうねっ、て意味ですね。
この場面では月城さんと海乃さんはラブラブカップル化してました。トップコンビのラブラブって、いいよね。舞台上だけのビジネスカップルで私は構わないから、ラブラブシーンが観れるのは嬉しいです。

そうそう、同じ公演を剣幸さんとこだま愛さんが観に来ていました。カーテンコールにて月城さんがご紹介されていました。お二人とも楽しそに手を振って「ブラボー!」と答えていらっしゃいました。OGの方も喜ぶ公演だなんて素晴らしい。

今回の公演、博多座まで追っかけて大満足でした。思い切って行動してよかった。
今だけ福岡市内に住みたい。博多でホテル取って在宅勤務して、フレックス3時上がりして通いたい。
・・・いや、仕事をなかったことにして福岡に連泊したい。
金、金さえあれば・・・。世の中、金さっ!(←清吉のセリフ風に。)

20211024月組博多座.jpg

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